先日、スーパーコンピューター「京」が稼働終了したというニュースを拝見しました。
2011年から稼働して世界一の計算速度を獲得したスーパーコンピューターでしたが、
8年間で、現在では計算速度が世界で見ると20位以下に下がっているそうです。
このスーパーコンピュータは様々な計算に使われており、
例えば災害に関する予測など、身近には感じられませんが、
私たちの日常に繋がる様々な研究に役立っており、1300本の論文執筆に活用されたそうです。
そのようなコンピュータも日進月歩が激しく、常に改善を続けないと
あっという間についていけなくなるようです。
本当に驚きですね。
一方で私たちの身近な所でもキャッシュレス化などで、
スマホで全て決済できるようなシステムもどんどんと開発されています。
このような変化に私は付いていけているかというと、周回遅れで
ゆっくり付いていっているという感覚です。
使いこなされている人は、本当に凄いなと思っています。
ただ、これらの便利な物、最先端な物も、最終的には私たちの生活を便利にするものであったり、
安全にするものだと思います。
しかし、これらの進歩や変化に付いていかないといけないと考えたり、
スマホなどに振り回されて心穏やかに生活が過ごせないとなると本末転倒かなと思います。
便利を追求した結果、不便になってしまうと意味が無いですよね。
コンビニなども正式にはコンビニエンスストア(便利なお店)という意味ですが、
これを維持するために、従業員が膨大な仕事をしなければいけなくて、
数人の不幸の上に、皆のちょっとした便利が獲得できるのであれば、
皆がちょっとした不便を許容して、不幸な人が生まれない方が良いのではと思ってしまいます。
今の時代は変化が激しいと言われています。
そこについていけないと、遅れていると言われてしまったり、
損していると言われることもあり、
自分たちも置いてけぼりになっているような不安感を持ってしまう事もあるかもしれません。
しかし、変化に付いていくことが目的ではなく、
私たちの生活が穏やかに、快適に過ごすことが目的だと思います。
無理せず変化に振り回されないように過ごされることも良いのではと思う今日この頃です。