文章の書き方として、一般的に用いられる話の展開です。
「起」は話の始まり、
「承」は話の続きとして、状況の説明や問題の説明
「転」は今までとは全く違う話を持ってきて、話の変化となり、
「結」は全体を関連付けて締めくくります。
このように文章を構成されると話が分かりやすく面白くなりやすいです。
私は、このように文章を書くことが苦手で、
特に「転」を上手く書ける人は凄いと感じます。
ただ、この「起承転結」は文章の書き方だけではなく、
人生でも通じていることかなと思います。
何事にも「起」としての話の始まりがあり、
その背景や、話の続きとしての「承」があります。
そして、ある時突然に自分が思いもよらなかった「転」が発生します。
この「転」の時に、それを乗り越えるように取り組むか、
挫折するかで「結」が大きく変化してきます。
この「転」が無いと人間的成長や、変化が起こらないので、
ずっと代わり映えのない生活が続くことになります。
キャリアカウンセリングの世界では計画的偶発性理論という考え方があり、
転機という思いもよらなかったことが起こるか、もしくは思っていたことが起こらないなどの
何かのきっかけ、転機は必ず人生に起こるので、
そのことをどれだけ前向きに取り組み考えるかが大切だという考え方があります。
思い通りにいく人生はなかなかありません。
人生にも起承転結があります。
この起承転結の結論をしっかりと自分が望んだ、成長に繋げられるように、
「転」をしっかりと受け止め前向きに取り組むことが必要です。
クライエントの中には、自分の人生が思い通りにいかないことに葛藤する方もいます。
そのような人生を嘆いたり、思い通りに進められない自分自身を責める方もいます。
しかし、そのようなことを一切する必要はありません。
「転」は思いもよらない所からやってきます。
それは自身の成長や、躍進に繋がる転機です。
そのようなことをお伝えしたいと考えている今日この頃です。
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