「月は大きいでしょうか?」と質問されたとします。
どのように回答されますか?
この世の中には事実と呼ばれるものがあります。
私は生物学上、人間の男性であり、さらに身長は178センチです。
一方で、世の中には真実と思われているけれども、そうではないことが存在します。
例えば、私の名前は中村健三郎です。そのように名乗っています。
しかし、戸籍上そのように記録されているだけであり、
万が一、乗っ取り被害などにあえば、私は中村健三郎だと思っているのに名乗れなくなります。
現に戸籍を販売したと仰る方とお会いした事があります。
その方は名前を名乗っていましたが、その名前を証明する物やデータは存在しないため、
その人はその人かは分からないのです。
さて、冒頭の質問に戻ります。
「月は大きいでしょうか?」
これに何と答えますか?
事実として、月の直径は3,474kmです。
地球と比べると小さく、人と比べると巨大です。
しかし、大きいか?という質問に対して、「はい」と答えようと、「いいえ」と答えようと
事実の答えには繋がりません。
相談の中で、「どのようにすれば良いでしょうか?」という質問や
「正解は何ですか?」、「事実は何ですか?」という質問を頂く事はあります。
それは人により受け取り方が変わる答えであり、
正解や事実も、その時々で変わる正解や事実で変わるものが多いです。
そのような「どうすればいいですか?」という質問をされた時に、ふとこの質問が頭に浮かびました。
「月は大きいですか?」という質問の答えは人により変わります。
全員に共通する答えは無く、さらにどのような時にこの質問をされるかで
答えも変わるかと思います。
絶対の事実や正解というものは実は非常に少ないと思います。
であれば、そのような物を求めて時間を無為に過ごすのであれば、
自分にとっての事実や正解を信じて行動し、失敗した時には反省し
すぐに行動できるようになる事が大切かなと思います。
そのような疑問を感じた今日この頃です。
来月は中秋の名月ですね。
月は大きく見えるでしょうか。
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