カウンセリングでは、クライアントのサポートをします。
では、そのクライアントに
「何一つ、やりたい事が思い浮かびません」
と言われたら、どうしましょうか。
実は、私もこのような時がありました。
「何をしたい?」と質問されても、
何一つ思い浮かばず、むしろ何も考えず過ごしたい、と思いました。
ただ、そのように過ごしていける訳でもなく、
動かざるを得なくなり、動いた時に心理学に出会い、
この道を歩み始めました。
ですので、無気力という物を実感した事があると、
自分では思っています。
その経験から、やりたい事は初めから目の前に存在している訳ではなく、
何かに挑戦し、経験しながら壁にぶつかり、乗り越え、見つける物ではないかと、
今は考えています。(この考えが正しいとは思っていません)
勿論、その壁が無茶苦茶な物であってはいけません。
ある程度の高さの壁を少しずつ乗り越えて、
やりたい事が見つかっていくと思います。
その挑戦する物が見つかるまで、
色々な発想を提供し、興味が出るのを待つのが、
カウンセラーの役目と考えています。
根競べのようなお仕事ですが、
挑戦する気が出てきた時の喜びは嬉しいものです。
その後も、気持ちが上がったり下がったりしますが、
じっくりと待つ。
それが、「やりたい事が何一つ思い浮かばない」人には必要な事かと思います。
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